(作品紹介)
1936年のシカゴを舞台に大仕掛けな詐欺を描いた犯罪ドラマの傑作。1973年アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門を受賞した。ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 1973年 カラー129分
(ストーリー)
詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)は、師匠で親同然のルーサーと、大物ギャング・ロネガン(ロバート・ショウ)の所有する賭博場の上がり金を騙し取ってしまう。ロネガンの報復でルーサーが殺され、復讐を誓ったフッカーは、ルーサーの旧友で伝説の賭博師・ゴンドーフ(ポール・ニューマン)に協力を求め、ロネガンを引っ掛ける大イカサマを企てる…。
(理容店の風景)
フッカーと組んでロネガンをカモることを決意したゴンドーフは、まずフッカーを理容店に連れて行き、身嗜みを整えさせる。見るからに高級なサロンでヘアカットを受け始めると、傍らに女性技術者が現れる。ネイリストだ。
彼女が引き寄せたワゴンにはタオルが敷かれ、その上に器具類が整然と置かれている。その中のフィンガーボールにフッカーの指を浸け、爪の手入れを始めるネイリスト。器具の中には電気スタンドまである。
当時のアメリカの高級理容店ではネイルケアが提供されていたことがわかるシーンとなっている。