(作品紹介)
タイ本国で歴代興行収入を塗り替えた大ヒット作。淡く切ない初恋が感動を呼ぶタイ版「小さな恋のメロディ」。発売元:ジェネオンエンタテインメント株式会社・2003年・カラー108分
(ストーリー)
理容店の息子ジアップ(チャーリー・タライラット)は、よろず屋をはさんだ隣の理容店の娘ノイナー(フォーカス・ジラクン)と大の仲良し。近所に同年代の男の子がいないので、ゴム飛びやままごとなども一緒になって遊んでいる。
本当は男の子の遊びに憧れているジアップは、大通りの向こう側の悪ガキグループに入ろうと、ノイナーの心を深く傷つけることをしてしまう。ノイナーがもうすぐ引っ越してしまうことも知らずに・・・。
(理容店の風景)
よろず屋を隔てて並ぶ、それぞれ椅子2台の理容店。ジアップの家には、赤白のサインポール、ノイナーの家には、茶と白のサインポールがまわる。
ジアップの父はクリッパーで、ノイナーの父はハサミでの調髪にこだわりを持ち、「自分が一番!」と主張し合う2人はとても仲が悪いが、引越し前夜、ノイナーの父がジアップの家を訪れてカットをたのむシーンでは、ジアップの父は、いつものクリッパーではなくハサミで調髪し、本当は認め合っている二人の関係をうかがわせる。