(作品紹介)
永遠の名作「ローマの休日」が最新のデジタル技術によって画像処理され“デジタル・ニュー・マスター版”としてモノクロームの美しさが甦り昨年12月にDVDでリリースされた。明るさやコントラストなどを全般に補正し、はるかに鮮明で美しい映像が楽しめる。発売元:パラマウント映画・1953年作品・モノクロ118分
(ストーリー)
初々しい魅力のオードリー・ヘプバーン演じる王女と、グレゴリー・ペック扮する新聞記者の、美しいローマ旧跡を巡る1日だけの冒険と決して結ばれることのない淡い恋…。二人の体験する胸のときめき、相手を思いやる気持ち、別れる時の身をきるようなせつなさなど、恋愛のエッセンスを凝縮した世紀をこえて愛されるラブストーリーである。
(理容店の風景)
束の間の自由を得た王女が、普通の女の子のような楽しい時間を満喫する。ローマ市内を歩き回っているうちに目に留まったのがヘアサロン。そこに飛び込んで長い髪を思い切ってショートカットにする。店頭のウインドウにはヘアデザインのイラスト画が数点飾ってあり、店内は普通のサロン。王女の椅子の後では男性客が調髪している情景も見える。50年前のヘアサロンとは思えないモダンさが感じられる。