(作品紹介)
日本では劇場未公開の無名作品だが、一部の映画ファンの間で絶賛される90年代末期の名作。シリアスさとくだらなさが同居する独特の演出が光る。発売元:ブエナビスタホームエンターテイメント・1998年・カラー93分
(ストーリー)
マックス(ジェイソン・シュワルツマン)は、小中高一貫教育の名門校「ラシュモア校」の奨学生。学校新聞の発行人、フェンシングチームのキャプテン、演劇部の演出家、養蜂部の部長… ほとんどすべての課外活動の中心的存在となっている。
頭は良いのに課外活動に熱中しすぎて落第目前、高校1年生にして鉄鋼会社を経営する大金持ちのブルーム(ビル・マーレイ)が親友という変わり者のマックス。ある日学校のクロス先生(オリビア・ウィリアムズ)に一目惚れするが、ブルームもクロス先生を好きになってしまい…。
(理容店の風景)
マックスの実家が営む理容店。黒い革張りの椅子が2台、通りには壁掛けのサインポール、開襟シャツを着た理容師… イメージ通りのアメリカンバーバーといった雰囲気だ。
映画「バーバー」でもそうだったが、客は鏡に背を向けて調髪されている。それがアメリカのスタンダードなのだろうか。シェービングは椅子を倒さずに行っており、添え手もなく危なっかしい。