荒野の決闘

 (作品紹介)
  ラストのOK牧場の決闘シーンは、映画史上に残る名場面。巨匠ジョン・フォード監督の傑作西部劇。
  1947年の日本公開の際は、「いとしのクレメンタイン」というサブタイトルがついていた。発売元:コスミックインターナショナル・1946年・モノクロ97分

(ストーリー)
  3人の兄弟とともに牛を連れてカリフォルニアへ向かうワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)。途中、アリゾナの街に立ち寄った際、末の弟を殺害され、牛も盗まれてしまう。街で聞き込みをすると、犯人と思われる悪党の名前が浮かびあがってきた。かつて保安官として名を馳せたワイアット・アープは、その街に留まり、弟の敵討ちを誓う。賭博師ドク・ホディ(ビクター・マチュア)と友情を深めていく一方、ドクを追ってきたクレメンタイン(キャシー・ダウンズ)に一目ぼれする。やがて、弟殺しの犯人がクラントン一家と判明し、OK牧場の決闘が始まる…。

(理容店の風景)
  ワイアット・アープたちがアリゾナに到着して、まず、伸びたヒゲを整えるために訪れたのが、理容室。1880年代、理容店には浴場も併設されていたことが、サインポールの下の「BATHS」の文字から窺える。
  また、当時から男性のおしゃれをする場所が理容店であることが、ワイアット・アープがダンスに行く前に髪をきちんとセットしていることからも想像できる。

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