(作品紹介)
発売元:㈱キャンター・2022 年作品・カラー108 分)
(ストーリー・理容店の風景)
直木賞作家、奥田英朗作の小説の映画化作品。
向田康彦(高橋克実)は妻の恭子(富田靖子)と、寂れた元炭鉱町の筑沢で親から継いだ理容店を営んでいる。
ある日、東京で働いていた息子の和昌(白洲迅)が帰郷し、店を継ぐといい出して、理容学校へ通い始める。恭子は素直に喜ぶが、康彦は自分の過去が頭をよぎり、不安を感じる。
やがて映画『赤い海』の撮影が筑沢で行われることになり、一気に街が活気づく。康彦、恭子、そして街の人々がエキストラ出演をする一方で、和昌はヘアメイクのアシスタントを務める。この仕事に魅了された和昌は、再び東京に出てヘアメイクの仕事をしたいと思い始め…。
撮影は福岡県大牟田市などをメインとして行われ、福岡県理容組合が撮影に供する市内理容店の紹介など協力した。
向田理髪店(扉には「ヘアーサロン ムコウダ」、入口上の庇には「Barber ムコウダ」とあるが)での撮影は、5年ほど前に閉店した元組合員店の理容ハラダで行われている。
また、技術指導は元大牟田支部員の谷口昭さん、現大牟田支部長の橋本俊一さんが務めた。