(作品紹介)
発売元:東宝株式会社・1971年作品・カラー149分
(ストーリー・理容店の風景)
太平洋戦争末期、圧倒的物量で日本を追い詰めたアメリカは、鉾先を沖縄に向けた。米軍を迎え撃つ沖縄守備隊だが、沖縄を捨て石とみなす大本営は精鋭部隊を沖縄から引き上げ…。
空襲で焼け出された市民の中に理容師の比嘉三平(田中邦衛)が登場。比嘉は焼跡の電柱に「軍司令部の散髪要員を求む」の貼紙を見つけ、軍司令部の理容師として働くことに。作中、記者から取材を受ける将校の髪をカットするシーンがあり、戦時中のわずかな日常を感じさせる。