誰彼を問わず、人間なら必ず訪れるヘアサロン。かつては街の情報発信基地として集会所のような役割も果たし、店内はいつも賑わっていました。従って、理容店には「人」にまつわるいろいろな話が残っています。
そのような、著名人と理容店・理容師との関わりについての著書を数多く著している理容史研究家・竹内蔵之助さんの著書の中から、幾つかの話をご紹介しましょう。
なお、このコーナーの話題に興味をもたれた方は、竹内さんの著書「愚図床つれづれ草」(上・下巻、叢文社刊)に多彩で詳しく描かれておりますので、ご一読をお勧めします。
1 菊池寛~京都の理容師とのはなし
2 石川啄木~東京でのくらし
3 常陸山~横綱のハイカラ刈り
4 幣原喜重郎~総理と有名なバーバー(フェーマス・バーバー)
5 昭和天皇~日本開闢依頼の出来事とエピソード
6 GHQアイケルパーカー中将~東京は完全に安全だ
7 北原白秋~思い出の中の人物・理髪師の駒さん
8 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)~総理大臣の感謝状よりうれしい手紙
9 夏目漱石~「夢十夜」の理髪店
10 井伏鱒二~つくり話の理容店
11 曾野綾子~銀座の理髪料金=理容+能書
12 幸田露伴~爪は人間の運命性格を知ることができる
13 フランク・オドール~日本で逆剃りの味をおぼえたアメリカ人