新型コロナウイルスの終息は長期戦が予想され、それぞれの業種が感染拡大防止ガイドラインを打ち出している中で、全国理容連合会は現場の生の声を活かした、より実行力のある営業形態を確立するために「新営業のアイディア」を募集しました。その審査が6月25日、東京・代々木の全理連ビルで行われ、次の2案が優秀賞に選ばれました(総数26案、敬称略)。
優秀賞
洗面台と椅子を囲むだけで個室感を演出 湯前靖志(鹿児島県)
ソーシャルディスタンスを取るために3台店を個室感のある2台店に。
当店のメンズスペースは椅子3台、コロナ対策として真ん中の椅子は使わず両サイドの椅子を使って施術しておりましたが、施術しない真ん中の椅子があることで距離感を感じなかかったため、理容の重たい椅子と洗面台をそのままに、資金も時間もかけず簡単に出来る方法として、コンパネ三枚と壁紙を張っただけの四角い台を作り囲んだだけで、ソーシャルディスタンスが取れ、個室感を演出することができました。
移動も可能な形でコロナが収束し、元に戻そうと思えば、それも簡単です。
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シェービング用手作りシールドの提案 平野滋子(青森県)
お客さまがマスクを外す必要のあるシェービングメニューをお断りしているサロンもあると聞きます。
そこで、考えました!
下方斜め方向からの飛沫を防ぐにはお客さまと技術者の間に斜め方向にシールドを付ければ飛沫が防げます。これなら暑い夏にも対応できます。
必要なもの
・透明なアクリル板(軽量のもの、100円均一ショップの下敷き使用)
・紐(首に負担をかけずに、視界の邪魔にならないもの)
・穴あけパンチ