全国理容連合会では業界の振興、活性化を目的に、理容業従事者の皆さまより、ご意見やご提言を振興論文として募集しています。令和2年度は12篇の応募があり、審査会の結果、次の論文が受賞しました。
※最優秀・優秀賞論文はテーマをクリックすると内容が見られます。
賞 | テーマ | 氏名(敬称略) | 組合 |
最優秀 | 訪問理容の推進と認知度拡大策 | 原田 良太 | 兵庫県 |
優 秀 | ダブルライセンスによる自店の実践 | 佐久間 博 | 福井県 |
2020年 コロナ後の新しい時代へ ≪理容師の新しい生き方の入口へ≫ |
糸田 泰典 | 和歌山県 | |
奨 励 | コロナ時代の衛生改革・『見せる』消毒システム | 林 敏也 | 静岡県 |
今、求められる【理容師の力】 ~価値あるサロンへ(valuable salon)~ |
西 榮三 | 京都府 |
2020年理容業界振興論文総評
審査委員長
岩田三代(ジャーナリスト)
今年、世界は新型コロナウィルス蔓延という未曾有の災厄に見舞われている。理容業で働く皆さんも、ご苦労の多い日々と思う。そうした事態を反映してか論文への応募は12編と、昨年の17編から大きく減った。だが、中身は多様で非常にレベルの高い作品がそろった。
若い理容師による訪問理容の模索や、老舗理容店のあくなき挑戦、どう理容師としての力を磨くか、地域に愛される理容室になるには、IT技術を活用して新しい道を切り開くにはどうすればいいかなど、それぞれが経験をもとに知恵めぐらせ工夫をこらしている。
さらに今年ならではの特徴としては、やはりコロナ問題を正面に据えた論文が見られたことだろう。顧客が安心できるよう「見せる」消毒システムを取り入れている例や、コロナと共存する新時代を念頭にこれからの理容師の姿を考えようとの呼びかけは同業者の心に響くのではないか。31歳から69歳まで、理容業界を担う応募者の熱い思いが伝わる論文ばかりだった。
【審査委員】
委員長 | 岩田 三代 | (ジャーナリスト) |
委 員 | 尾﨑 雄 | (生活福祉ジャーナリスト) |
〃 | 伊東 明彦 | (公益財団法人全国生活衛生営業指導センター 専務理事) |
〃 | 寺園 洋行 | (全国理容連合会 副理事長) |
〃 | 池上 良一 | ( 〃 〃 ) |
〃 | 湊 正美 | ( 〃 〃 ) |
〃 | 都原 茂人 | ( 〃 組織委員長) |
オブザーバー | 溝口 晃壮 | (厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生課 課長補佐) |