平成23年度

全国理容連合会では業界の振興、活性化を目的に、理容業従事者の皆さまより、ご意見やご提言を振興論文として募集しています。平成23年度は20点の応募があり、審査会の結果、次の論文が受賞しました。
※最優秀・優秀賞論文はテーマをクリックすると内容が見られます。

テーマ 氏名(敬称略) 組合
最優秀 組合の必要性及び有効利用と価値観《時代の変化に対応した組織作り》 糸田泰典 和歌山県
優 秀 地方から改革する理容業界~地域密着型ご当地メニューの企画構想論~ 大沼幸市 山形県
「生き残る為のサロン経営」~経営理念に込めた思い~ ヘアースタジオC4
(代表者:池田 正男)
滋賀県
奨 励

減少続く組合員対策~その増員策と歯止め策~

高橋正興 北海道
我々後継者世代が本当にしなければいけないこと 佐々木隆一 青森県
「伝え・広め・そして繋げる」理容師の技エステシェービングの魅力 上林徳子 山形県
「夢を伸ばし、髪は短く」~「夢をありがとう」で輝くこどもたち~ 伊藤規雄 山形県
理容業の安定と繁栄を目指して 深沢 権 岩手県
組合員として組合員のために出来る事 宇都宮まどか 福岡県

 

2011年理容業界振興論文総評
審査委員長
尾﨑 雄(生活福祉ジャーナリスト)

 2011年は大変な年だった。東日本大震災に被災した同業者も少なくなかったが、いちはやく被災地で営業を再開したたくましい理容店の様子が写真入りで全国紙を飾った一方、組閣を終えた野田佳彦新総理が1,000円カットの安売り理容店で散髪を済ます様子が新聞・テレビで報道された。理容業界の現状を物語るエピソードだが、今年の応募論文の多くは、直面する業界の危機を乗り切ろうとする意欲があふれ、また、内容も充実し、レベルが高かった。
 応募者の年齢分布は30代3人、40代9人、50代3人、60代3人、70代2人と万遍なく、50代以下が75%を占め、明日の業界を背負う中堅層である40代がほぼ半数をしめていたことは頼もしい。女性の応募者6人のうち2人が奨励賞を受けたこと、および、優秀賞の一つになった「生き残る為のサロン経営」は、後継者問題を掘り下げた論文として注目したい。3つの優秀論文の総合得点は僅差で、それぞれ特徴があり、いずれも甲乙つけがたかったが、時代の変化に対応した組織づくりに着目した糸田泰典氏の論文を全員一致で最優秀賞に決定した。

【審査委員】

委員長 尾﨑  雄 (生活福祉ジャーナリスト)
委 員 小宮山健彦 ((財)全国生活衛生営業指導センター専務理事)
鷲谷 一四 (全国理容連合会 副理事長)
中谷  進 (   〃      〃  )
橋本 幸一 (   〃      〃  )
山﨑  實 (   〃    組織委員長)
オブザーバー 山内 満正 (厚生労働省健康局生活衛生課課長補佐)
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