全国理容連合会では業界の振興、活性化を目的に、理容業従事者の皆さまより、ご意見やご提言を振興論文として募集しています。平成27年度は18篇の応募があり、審査会の結果、次の論文が受賞しました。
※最優秀・優秀賞論文はテーマをクリックすると内容が見られます。
賞 | テーマ | 氏名(敬称略) | 組合 |
最優秀 | 理容業だから出来ること、理容業しか出来ないこと ―戦わない商い― |
山中知規 | 福岡県 |
優 秀 | 訪問福祉理容を通して出来る明るい地域づくり | 狐塚 均 | 埼玉県 |
〃 | 高齢化問題を抱える理容業の未来像 ~全国理美容NPO法人の可能性と今後の展開~ |
細川尊弘 | 福岡県 |
奨 励 | 若者と高齢者を結ぶ第三の選択肢が業界を救う鍵 | 出口真義 | 滋賀県 |
〃 | 今、理容業界に必要なこと | 米山集人 | 滋賀県 |
2015年理容業界振興論文総評
審査委員長
尾﨑 雄(生活福祉ジャーナリスト)
応募者は20~80歳代と各世代に渡り、応募作のレベルはおおむね高く、個性的で真剣に理容店の経営と業界の将来を深く考える論文が揃っていた。入賞作は業界全体の振興を幅広い視野で考えたり、一つの論点に絞って掘り下げたりするなどテーマが多彩で、なおかつ、全国組織の力を再結集する機会を提案する。論文の質は一段と向上し、上位作の採点が拮抗した。最優秀賞の筆者が38歳と若く、他の入賞作4点の筆者も3人までが30~40歳代を占めるなどヤングパワーが業界の明日を切り開く具体的な方策を提示して実践に取り組んでいることが分かって頼もしい。また、文章も読みやすく説得力のあるものが多かった。入賞は逸したものの「戦後70年と我が理容業の歩み」は、戦後70年を節目に戦争中と戦後の混乱期を生き延びてきた理容の現代史を自分史の形でコンパクトにまとめた佳作。筆者は71歳だが、単なる回顧にとどまらず将来を見据えた視点が光っていた。
【審査委員】
委員長 | 尾﨑 雄 | (生活福祉ジャーナリスト) |
委 員 | 小宮山健彦 | (公益財団法人全国生活衛生営業指導センター 専務理事) |
〃 | 中野 竹治 | (全国理容連合会 副理事長) |
〃 | 西本 正男 | ( 〃 〃 ) |
〃 | 早川 幹夫 | ( 〃 〃 ) |
〃 | 福田 秋朝 | ( 〃 組織委員長) |
オブザーバー | 山崎 雅志 | (厚生労働省健康局生活衛生課 課長補佐) |