(作品紹介)
本作は『ネバーエンディング・ストーリー』の原作者であるドイツの文学作家、ミヒャエル・エンデの同名小説を映画化した、冒険ファンタジー。発売元:アスミック・1986年作品・カラー104分
(ストーリー)
ある村に現われた不思議な少女“モモ”。彼女に接すると、どんなに機嫌が悪くても、落ち込んでいても心が和み、悩みが解消する。そんなモモはあっという間に村の人気者に。しかしある日、不気味な男たちが村人の“時間”を次々と自分たちの『時間貯蓄銀行』に貯蓄させていく。すると、村の人々はそれまでののんびりした生活を急変させ、効率ばかりを重視し、それまでの人間関係も崩壊していく。モモはそんな彼らを救おうと、世界中の時間を創造するマスター・ホラに会いに行くことになるのだが…。
(理容店の風景)
村の中で最初に時間を貯蓄させられるのが理容店主人のフージー。店内で不気味な男とのやり取りが約5分続く。店はやや古い感じのつくりだが、渋い雰囲気の鏡や椅子などが配置され、独特の雰囲気を醸し出している。その他、掲示されているモノクロのヘアスタイルのポスター、フージーの服装(ネクタイ、ベスト、白衣)なども興味深い。