ジャンボひょうたんと森さん。胴回り120cmが今後の目標だという |
岐阜県羽島市の森義弘さんが、ジャンボひょうたんを実らせて話題となっている。
森さんは、30年以上もひょうたん作りを続けるひょうたん愛好家。ひょうたん作り10段(段位の中では最高位。その上は名人)の腕前で、現在、NPO法人全日本愛瓢会岐阜県支部長も務める。
自宅の庭から親戚の畑へ栽培場所を移して挑んだ今年のひょうたんは、森さんが「こんなに大きく育ったのは初めて」語るビックサイズ。長さ80cm、胴回り110cmで、形も満足の行く出来栄えだという。その大きさに、地元紙、ラジオなどから取材を受け、話題となった。
9月上旬には収穫を終え、現在は種の抜き取り、乾燥、磨きなど、加工の段階に入っているが、栽培中は、朝5時半から車で30分の親戚の畑へ向かい、ひょうたんの手入れをしてから仕事を始めるという日々を送ってきた。このひょうたんで、来年6月に行われるひょうたんの全国大会に挑むという。
「ひょうたん作りは難しいことはなくて、やらなくてはならない基本的なことを手間を惜しまずにやれるかどうかで良し悪しが決まります。基本の積み重ねという意味では、理容の仕事に近い部分があるかもしれませんね」と語る森さん。理容でもひょうたんでも名人を目指して、日々手間を惜しまない。
今年の全国大会の模様。絵付けや彫り、基本形などさまざまな部門に全国から出品される |
(『理楽TIMES』H.19.10.1付け№385掲載)